八重畳(やえだたみ)を製作しました。
八重畳とは、神社において神様の御霊を奉安される調度品として使われる畳です。上面のござと、土台になる下段の畳の間にござを6枚重ね、それらのござの縁を繧繝錦の模様を少しづつずらせながら側面に表れる模様を一体化し、土台を含めて畳の八段重ねを表現しています。
伝統技術から多く学ばせていただくのは、技術よりも職人としての心を磨く事だと思ってます。
過去の自分と向き合い、今の自分と向き合う。
思慮深くなったり慎重になったり、妥協しないように思う事は、普段の畳製作にも必ず繋がります。
これからもずっと磨いていこうと思います。