フローリングが床暖房対応のお部屋に、床暖房用の薄畳を施工させて頂きました。床から上がってくる熱を吸い上げてほんのり暖かくなるのが特徴です。これには畳の芯材でもある畳床を、専用の畳床にして初めて床暖房用畳として機能いたします。『床暖房用畳床』は、熱伝導の良いゼットロン（オレフィン系硬質発砲ボード/ポリプロピレン主原料）やプログレン等の芯材が使われています。

畳の芯材である畳床が、インシュレーションボード（天然木質素材）などを使用した、安価な「床暖房用畳」をウェブサイトなどでよく見かけますが、上記説明の通り熱を伝導しなければ床暖房畳としてあまり効果がないのと、熱による反りを警戒するために、のりで圧着工法している畳が多く見受けられます。

床暖房の上に敷く畳の芯材は熱効率の良い芯材を使用しましょう。そしてお顔部分にあたる畳表は、人工の畳表をお選びいただくのが良いと考えます。