「池内宇一郎商店」の出って名乗って良い!

京都技術院 大会 優勝
畳技能競技会優勝

『この物語は、ある三代目の畳に戦いを挑んだ、熱血畳職人の記録である。
畳職人界において、全く無名の三代目が包丁が飛んで来る作業場の中から健全な精神を培い、
わずか数年で京都修行を成し遂げた奇跡を通じて、
その原動力となった信頼と愛を、余す所なく記したものである。』

父(三代目)のおはなし

※著者:四代目 金井功

小さなウイスキーのボトルを手に、特急列車に駆け込みむ

 三代目も同じく、戦後台東区浅草橋に生まれ、小さい頃から「三代目」と呼ばれて育ったそうです。


高校を卒業し、東京の畳職業訓練校に通いながら、金井畳店で当時多くいた職人の末弟として働き始めました。
親方(二代目祖父)の息子と言うこともあり、とてもいじめられ、包丁が飛んでくるような作業場だったようです。

職場に嫌気がさし、家出を決意
行く宛もなく大きなバックを抱えた若い父は特急列車に小さなウイスキーのボトルを手にして特急列車に駆け込みました。

ウイスキーを煽りながら、眠りにつく時「琵琶湖の手前で起きたら帰ろうと。」と思ったそうです。

ですが、琵琶湖を過ぎたら、、

「そうだ京都へ行こう」と

「次はオオツ」

眠りについた父は、微かに聞こえてきた「次はオオツ」と言う言葉に京都へ行って仕事を教えてもらおうと腹が決まったそうです。

京都駅に着いた父は、あてもなく電話帳に載っている京都の畳屋さんに片っ端から連絡したそうです。

誰だかわからない青年を使ってくれるほど甘くはなかったそうですが、一件だけ伏見のオクダさんと言う方が話を聞いてくれたそうです。

結果オクダさんのところでは使ってもらえなかったのですが、その方より「池内宇一郎商店の親方」を紹介して頂きました。
ちょうどその時、池内さんは運転手を探していて、免許を持っていた父は池内さんのところでお世話になる事が決まりました。

池内宇一郎商店での修行

京都での修行

池内宇一郎商店はその当時御所や、桂離宮などに畳を納める京都でも有数の畳店様でした。

何のあてもつても無い若い父がお世話になる事が出来たのも本当に幸運な事でした。東京の訓練校から京都の訓練校に編入が決まり、父の京都での修行が始まりました。

多くの経験や仲間が出来たそうです。

母とも京都で知り合いそのまま結婚しました。
やることやってんな親父!

時代は高度経済成長期、3年後祖父が突然迎えに来たそうです。

「本当は、もっと長い時間京都にいたかったと」今でもいいます。父にとって、かけがえのない経験と思い出が出来た場所です。

帰り際池内さんの大将(親方)に「金井は池内の出だと名乗って良い」と言って下さったそうです。父は、その言葉が何よりの言葉だったそうで、今でも誇りに思っています。

東京に戻ってから!

代表取締役 三代目

東京に帰ってきてからはとにかく忙しく働き、自分たちを何不自由なく育ててくれました。
本当はもっと修行し多くのことを学びたかったはずです。

しかし、家族のため、会社のために身を粉にし今まで頑張ってくれました。

親父の修行の続きを

時代は変わり私が後をとるようになり、何か恩返し出来ないかを考え、あの時半ばで終わった修行の先を引き継いで見てもらいたくなりました。

夜な夜なコツコツと手を動かして親父に手で作った畳を親父の寝室へ届けようと、京都で習った父に敬意を表して京都式の畳作りを開始しました。

京都式と関東式の畳製作の違い

関東(肘締め)
京都(足締め)

畳製作の基本は全て手作業での「手縫い」になります。

その作業の中でも「縫う」「切る」「締める」この三つの重要な動作でさえ全て関東と関西では作り方が違います。

写真は畳紋縁(畳のリボンのようなもの)を縫いつける際に、関東では縫い進みながら肘で締める「肘締め」。関西では縫い進んだのちに畳を裏返しにして、足で縫った糸を締めます。

京都式の畳作りは繊細な中にいつまでも型崩れしない力強さと、洗練された美しさを併せ持つ畳製作が特徴的です。三代目は京都で教わり、四代目は、ご縁を頂き「奈良の高名な畳職人」のもとで教わることが出来ました。

京都駅で涙したあの時、あの瞬間。

少し時間がかかりましたが、京都で修行した父と恩師に感謝を込め、京都式での製作技法で、全て手縫いで仕上げました。

奈良の先生宅から帰る際に京都駅で涙したのは、こんな素晴らしい世界があるのかと思ったのと同時に、父があの場所にいたことをとても感動したんだと思います。

金井君の場合、瞬間の間だけでも、お父さんの若い頃の修業時代の苦労を京都駅で感じ、感動したんでしょう。今回、お父さんの部屋の畳は、「受け取りましたよ」という金井君からのメッセージとなって、お父さんも必ず喜んでおられれると思います。京都の池内さんからお父さんへ、お父さんから金井君へと気持ちが継承されたのですよ。なかなか照れくさくて出来にくいようにも思いますが、立派な親孝行になったと思います。素晴らしい!

師匠よりお言葉を頂きました。

言葉は少なかったですが、何か伝える事が出来たかな?
親父が学んだ京都での修行時代、私も感じてみたかった。
阪急電車から京都駅に降りて新幹線を待つ間に涙したあの時、あの場所で考えた事がやっと型になりました。

親父がいて私がいます。
父は、父が31歳の時、私の祖父でもある二代目が急逝してから大変な時代を乗り越えてきました。

本当はもっと修行したかったと思いますが、家族のために今も元気に働いてくれている。

親父がそんなに頑張るから、俺もそうそう引退できないよ。
必ず五代目に繋げて、金井の「三惚れ精神」を継承させるから。

長生きしてね。
いつもほんとうにありがとうございます。

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