畳は自然の恵みがいっぱい

今回の「たたみの教室」は、畳には自然の恵みがいっぱい含まれていることについてお話をさせてください。

金井に畳を語らせたら、長編小説シリーズ化となるほど長いのですが、、
みなさんに「畳」を知ってもらうべく、腹八分目にてご紹介をさせていただきます。

天然国産畳には、自然の恵みがいっぱい

畳のお顔部分にあたる畳表（ゴザ）は、い草という植物を織り込んで出来ています。
い草は、あたたかく水が豊かな土地で栽培される作物で、日本での産地は熊本県が有名です。

1枚の畳を作るためには、い草、4000本〜8000本も必要となります。

今日は、い草で出来た畳の魅力についてご紹介します。

畳を置けば、部屋の中で森林浴？！

い草の芳香成分のうち、20%を占めるのがフィトンチッドです。
フィトンチッドは、森林の香りの源とされ、殺菌作用を持つ芳香成分でもあります。

森林浴は、日々のストレスを軽減したり、疲れを癒したり、心を鎮まらせる効果があるとされています。
とはいえ、「今から森林浴！」は中々難しい。。そんな方もお部屋の中に畳を取り入れれば、同じ効果が得ることが出来ます。

その上、噛んでしまいそうな名前の「ジヒドロアクチニジオリド」とバニラの成分でもある「バニリン」もリラックス効果が得られる芳香成分となります。

優れた調湿性

い草は、湿度を調整してくれる機能を備えています。

抗菌効果がある

い草には、有害微生物に対して抗菌作用があります。

畳は天然素材で、安全性の高い建築素材といえます。

極論ではありますが、「舐めても安全な」健康素材であります。

リラックス効果、防音・調湿効果、空気の浄化作用・・・。

そのほかにもさまざまな体に良い効能が発見されつつあります。
化学物質や化学合成品が出回る中、安心・安全の「天然素材でできた畳」を見直すことが必要かもしれません。

洗練された新しいカタチで

自然の恵みがいっぱい詰まった畳を新しいカタチでお届けしたい。。

従来の畳の使い方にとらわれない、新しい発想で畳をお使いいただくことも増えてまいりました。

畳の良さをもっと身近に感じてもらえるようにこれからも様々なカタチで畳の魅力を伝えてまいります。写真は木箱の上に畳を置いて、ソファー代わりに使えるように御提案いたしました。

さいごに

いかがでしたでしょうか？

今回は、自然の恵みを豊富に含んだ畳についてご紹介させていただきました。
今回紹介した以外にも「畳の良さ」を知りたいお客さまはこちら